昨日、録画しておいた「NHK プロフェッショナル 仕事の流儀」で、
吉田全作さんというチーズ農家の回を見ました。
全国の名だたる料理人からオーダーが絶えない、美味しいチーズを作ってる方なのですが、
番組中「不器用で、効率の悪いやり方をずっと選択してきた」と話されていました。
そして「仕事で必ず訪れる「選択」の瞬間には面倒な方に正解が多い」とも。
これは、過去に色々な人も同じ事を言っている。
何度も聞く度に、またか…と思いながらも、これはもう真理なのだろうなと思います。
面倒な事には時間が掛かる。だから皆楽なほうを選ぶからその方法論で出来たモノで
世の中は溢れているので、遠回りしたモノとのちょっとした、でも全然違った出来に
驚きを感じるのかもしれない。
そして遠回りで生じる作業で「自分の時間」的なものも必然的に削られていく。
面倒な選択の人はマワリに合わせられないから、
そばに居た人が、1人、またひとりと消えていき結果孤独になっていく。
多分こういう人は小さな頃からずっと孤独と友達なんじゃないかな?
じゃなきゃやっていられないと思う。
(環境がブラックだかホワイトだか言ってる人も別の意味で無理だよね?)
「自分の時間」は年齢や環境によって様々ですが、この番組中でも
吉田さんの息子さんが、この「時間や効率の事」でお父さんをぶん殴って
出ていったと…(お父さん殴んなよ、息子よ)でも後になって父の行っていた事や
言葉が理解できるようになってきましたと言っていました。
そして吉田さんは自分の代では完成出来ないであろう宿題を息子さんと一緒に
始めていくんですよね、息子さんにもっと面倒な選択をさせるために。
本当の意味で優しいお父さん、親方としてはぶん殴りたくなるかもしれませんが。。
「誰か」の理想を語るんじゃなくて、「自分」の行動で示す、
こんな親父に私もなりたいものです。
面倒な選択
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