去年末に原宿ゴローズのゴローさんが亡くなった。
私はゴローズのアクセサリーやレザークラフトが好きで、
自分でコンチョを鞄に付けたり、シルバーアイテムの組み合わせで徹夜したりなんて
よくやっていました、ただ好きだから。
最初に革細工を始めた時もゴローズのアイテムが確実に影響しています。
商品の魅力もさる事ながらゴローさんは、円(YEN)が恐らく今の3倍くらいの頃にアメリカで
インディアンの儀式に参加して、インディアンネームを貰ったという伝説のような話が有名です。
仮に今これと同じような事をあえてしようと思ったらどんな事すればいいの?
ちょっと大気圏位までの近めの宇宙に行って
地球とツーショットの写メ撮って帰ってくるくらい?(何のためだよ)
でもそこまでしてしまう美学とか、かっこよさへの追求がある人の世界観には
独自の匂いがあって、更に集まる人達のムードも魅力的なんです。
その匂いに惹きつけられてしまう私のようなヤツも沢山いる。
私自身は「モノ」はたかがモノ、されどモノという距離感が好きです。
そのバランスを失うとちょっと不自由な状態になってしまうので。
ただゴローズにハマっている時にはそのバランスを保てませんでした。
完全に「たかが」が抜けていました。恐らくあんな状態になる事は今後も無いでしょう。
でもそういう、興味の無い人から見たら、ちょっと異常な光景って世の中にいくらでもありますよね。
ラーメン屋さんに並んで食べて後、家でもやらないであろう、どんぶりを上げて、
テーブル拭いてごちそう様でした〜って出て来たり、
少女達のライブにおじさんが振り付け憶えて声張り上げて踊ったり、
新しいモデルのスマフォ発売日より何日も前から並んでみたり、
でもそういうオタク心やファン心理って味わえた方が幸せですよ〜。
こればかりはネットの中では味わえません。
人に迷惑かけなきゃ楽しんだもん勝ち!
他人の目を気にしすぎなければ、もっと色々選択肢が増えるんですよね〜。
少なくともそういうプチ勇気ある方々が悪G堂を面白がってくれているのは間違いない。
皆様に支えられながら今日も猫背でやってます。